塗膜は、主に樹脂と顔料から成り立っています。本講演では機能性を付与したマテリアル、と題して、機能性を付与した樹脂や顔料についてご講演いただきます。
今回は、米FDA(食品医薬品局)対応エマルション樹脂、リビング重合を用いたアクリル共重合体、構造設計による添加剤の高機能化について紹介いただきます。さらに、最近の技術検討として、機能性色素を用いた光線力学的癌治療法についてもお話しいただきます。また、保護対象物に着目し、特にステンレス素材の溶接部に発生する微細構造と腐食性との関係についてお話しいただきます。
コーティング分野の中堅技術者の方には最新技術情報の、既にこの技術分野でご活躍の方々には開発のヒントの習得のチャンスとしてご活用いただけると思います。
コロナの影響で展示会等での直接のコンタクトが難しい状況が続いています。本公演では主催者を通じて講師の方々と連絡を取ることが可能ですので、この機会に人脈を広げていただければと思います。
オンライン開催のお知らせ
ZOOMによるオンライン開催で実施いたします。
主催 | 一般社団法人 色材協会 関西支部 |
協賛 | (予定)高分子学会,日本化学会,日本画像学会,日本顔料技術協会,日本ゴム協会,日本材料学会,関西支部,日本塗装技術協会,日本塗料工業会,日本粉体工業技術協会,日本防錆技術協会,日本油化学会,表面技術協会,腐食防食学会 |
日時 | 2023年 2月8日(水) (9:30 ~ 16:40) |
申込締切 | 2023年1月25日(水)(定員になり次第締め切らせて頂きます。) |
会場 | ZOOMによるオンライン開催 |
ZOOM情報 | 参加申し込みをされた方に、別途メールにてお知らせ |
定員 | 50名 |
受講料 |
(テキスト代,消費税含む) |
申し込み | 申込書に氏名・勤務先・所属部署・所在地・所属学会名等を記入の上, FAXまたはE-mailで下記同項目を記入しお申込み下さい。 (今回はオンライン開催ですのでE-mail は必須です) |
申込先 | 一般社団法人 色材協会 関西支部 〒530-0044 大阪市北区東天満1-9-10 大阪塗料ビル2階 (TEL:06-6356-0700 FAX:06-6356-0711 E-mail:kansai@jscm.or.jp) |
注意事項 |
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色材マテリアル講座 テキスト閲覧ページ(参加者専用)
メールにてお知らせしたパスワードを入力して、こちらからご覧ください。(参加者・発表者のみ閲覧可能)
講師・演題
(講演順序は変更になることがあります)
2023年2月8日(水)
9:45~10:45 |
脱プラスチックを推進する機能性コート剤「SEIKOAT®」1.耐水性 2.耐油性 3.ヒートシール性 4.ラミネートの代替 5.コート剤 星光PMC株式会社 樹脂事業部技術統括部 課長 藤原康史 |
11:00~12:00 |
含フッ素フタロシアニン,サブフタロシアニンの合成1. フッ素 2. フタロシアニン 3. サブフタロシアニン 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授 柴田哲男 |
13:00~14:00 |
熱制御・層形成が注目される無機粒子への添加剤の寄与ーー非金属酸化物系粒子と層状ケイ酸塩ーー1. 放熱フィラー 2. LAPONITE 3. ピッカリングエマルジョン 4. 分散安定化 5. バリア― ビックケミー・ジャパン株式会社 イノベーションディベロプメント 統轄 若原章博 |
14:15~15:15 |
ステンレス鋼溶接部の腐食挙動とそのメカニズム1. ステンレス鋼 2. 溶接 3. ミクロ組織 4. 孔食 5. 粒界腐食 大阪大学 接合科学研究所 招聘教授 井上 裕滋 |
15:30~16:30 |
仮題:アクリル系熱可塑性エラストマー <クラリティ>の開発と用途展開1.エラストマー 2.アクリル 3.樹脂改質 4.粘接着剤 5.塗料改質 株式会社クラレ エラストマー事業部 クラリティ事業推進部 大矢 直輝 |