講演会・セミナー

色材アドバンストセミナー2024 -種々の環境課題に対応する塗料原料の進展 ―

本セミナーでは、昨今の多様な環境課題に対して、塗料やその原料に求められる新たな機能や技術的な進展、さらには社会的責任について、最新の事例をご紹介いたします。塗料や塗装に関する研究や事業に携わる皆様にとって、有益な情報を提供できればと考えております。この機会にぜひご参加ください。

2024年度色材アドバンストセミナー会告(PDF)

開催概要

主催 一般社団法人 色材協会 中部支部
協賛 日本化学会東海支部、東海化学工業会、高分子学会東海支部、日本接着学会中部支部、日本油化学会東海支部、名古屋産業振興公社、愛知工研協会、日本塗料工業会、中部塗装技術研究会、名古屋テキスタイル研究会、表面技術協会中部支部、化学工学会東海支部、電気化学会東海支部、日本分析化学会中部支部、繊維学会東海支部、日本繊維機械学会東海支部、有機合成化学協会東海支部、自動車技術会中部支部、日本建築学会東海支部
日時 2024年12月12日 (木)
13:00~17:00
(講演会終了後、技術交流会 ~18:00) 
会場 名古屋市工業研究所 管理棟 3階 第1会議室
名古屋市熱田区六番3丁目4-41
定員 80名程度
参加費
  • 会員・協賛団体 8,200円
  • 一般 11,200円
  • 学生 2,000円
    (予稿集代、消費税含む)

技術交流会費 (講師を囲んで)
管理棟2F、管理棟2F 情報交流フロアー(セミナー終了後―18:00)

  • 会員 無料
  • 協賛団体・一般 500円

参加費は、下記口座までお振込みお願いいたします。
(交流会の会費は当日徴収します)
三菱UFJ銀行 恵比寿支店 普通預金口座 No.1988328 一般社団法人色材協会

申込方法

こちらの申込フォームからお申込み下さい。
色材アドバンストセミナー2024 お申し込みフォーム
※申込フォームから申し込みできなかった場合は、必要事項を明記の上、メールにて shikizai-chubu@cstc.or.jp 宛にお申込みください。
(必要事項)氏名、勤務先及び所属(役職)又は学校名、連絡先(E-mail、電話)、会員/一般/学生の別、振込予定日
申込締切 2024 年 12月 5日 (木)
お問い合わせ先 中部科学技術センター内 (一社)色材協会中部支部 事務局
E-mail:shikizai-chubu@cstc.or.jp
http://www.shikizai-chubu.org/

プログラム

13:05~13:50

『リサイクルガラス光輝材 METASHINE ECOのご紹介』

日本板硝子株式会社 フレークメタシャイン統括部 技術開発G グループリーダー 三上 伸路 氏
日本板硝子は、鱗片状のガラスフレークを基材とした光輝材の製造販売を行っています。今回、板硝子製造過程で発生する廃棄ガラスカレットを再使用したリサイクルガラス光輝材の開発に成功しました。使用エネルギーの削減、CO2排出量の削減が見込める「METASHINE ECO」のご紹介を行います。

13:50~14:35

『PFAS規制の状況と非フッ素材“PEEKコーティング”について』

日建塗装工業株式会社 研究室課長 鈴木 平八郎 氏
営業部 営業課 太郎田 美里 氏
①PFAS(有機フッ素化合物)とは、通称「ピーファス」と呼ばれ、約1万種類以上の物質がある。自然環境で分解されず半永久的に蓄積され続ける特徴がある。 既に一部の有害品は国内でも規制対象品であるが、25年以降、欧州や米国では全面的に禁止を検討している。その規制内容と状況について説明する。 ②弊社のPFAS規制対象外のコーティング品PEEKシリーズ製品を紹介する。

14:35~15:20

『天然素材セルロースナノファイバー「ステラファイン®」の特徴と用途開発』

丸住製紙株式会社 上席執行役員 イノベーション本部長 堀江 大介 氏
セルロースナノファイバー(以下、CNF)の技術が生まれ、既に20年が経過した。現在では、サンプル提供を行う企業も約30社に上る。このCNFは製造方法や製造処方によって各社各様の特徴を有している。当社のCNF“ステラファイン®”は、木材パルプを化学変性した後に解繊して製造される完全分散型(シングルナノ)のCNFである。機能性添加剤として、透明性、粘性、抗菌性、保水性、チキソトロピー性等の特徴の紹介と、分散系レオロジーコントロール剤としての応用事例等についても紹介する。

15:30~16:15

 『ロックペイントの環境対応~SBTiによる建築塗料の温室効果ガス(GHG)削減システムと資源循環について~』

ロックペイント株式会社 東京技術部 部長 小宮 誠治 氏
営業戦略企画部 建築企画開発グループ 課長 鶴喰 俊嗣 氏
本講演では、①無機塗料について(汎用性とGHG削減を両立させた高付加価値品の開発)、 ②建築塗料のGHG削減システムについて(ニアエコノミーから、リサイクルエコノミー、サーキュラーエコノミーへの変革。石油化学資源と地下鉱物資源への依存度を低減させた塗料開発。)、 ③資源循環の特許技術の活用(有限な資源を回し続けるサーキュラーエコノミーの実践)についてご紹介します。

16:15~17:00

『地球温暖化対策用塗料をご紹介いたします!』

水谷ペイント株式会社 営業統括部 中部支店 支店長 森 隆 氏
同 中嶋 聡 氏
樹脂は塗料にとって必要な原材料ですが、製造する工程や焼却によって廃棄する工程において、温室効果ガスの二酸化炭素を多量に発生させます。ナノコンポジットやバイオマスR-Siはこの樹脂の量を大幅に低減させることにより、地球温暖化対策を可能にしました。その塗料は、ナノコンポジット(壁用)、バイオマス R-Si(屋根用)であり、産学官連携で開発された塗料になります。

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