講演会・セミナー

第65回塗料入門講座

多くの先輩方にもご受講いただいた塗料入門講座は、今年で65回を迎えることになりました。ご受講された皆様方の声を講義内容に反映させながら、さらに充実した講座を目指して参ります。本講座は、技術系の方々だけでなく、技術サービスや営業に携わる皆様方にも、有用な内容になっております。塗料塗膜の技術領域を、入門講座の位置付けから、新しく塗料業界に関わる皆様にご提供するとともに、中堅の皆様方には新しい発想の原点として、また改めて全体を見直す機会として、ご活用いただければ幸いです。
プログラムをご参照いただき、皆様のご参加をお待ち申し上げます。

第65回塗料入門講座会告(6月号)

講座概要

前期日程:2025年6月12日(木)・13日(金)
後期日程:2025年7月10日(木)・11日(金)

主催 一般社団法人色材協会 関東支部
協賛 (予定)日本塗料工業会, 関東塗料工業組合, 東京塗料商業協同組合,応用物理学会,高分子学会,日本化学会,日本油化学会,日本防錆技術協会,表面技術協会,腐食防食学会,有機合成化学協会,自動車技術会,日本金属学会,日本ゴム協会,日本鉄鋼協会,日本塗装技術協会,日本木材学会,日本顔料技術協会,日本建築仕上学会
会場 日本ペイント東京事業所 センタービルAホール
(東京都品川区南品川4-1-15)

  • 京浜急行本線/新馬場駅南口より徒歩5分
  • JR京浜東北線・りんかい線/大井町駅東口より徒歩10分
受講料 会員49,300円 会員外65,000円 (テキスト・消費税込)

※1 お申込みまでに色材協会に入会されれば、会員扱いになります。[正会員(個人名義)年会費 9,800円] 入会についてはこちら
※2 協賛学協会会員の方は、会員扱いとなります。所属学協会名,会員No.を明記してお申し込み下さい。
※3 テキストは事前にお送りします。

定員 テキスト送付の都合上、5月30日(金)までにお申込みください。
定員 ( 100 名 ) になり次第 締め切ります。お早めにお申し込みください。
お申し込み方法 お申込みフォームをご利用ください
第65回塗料入門講座 参加お申込みフォーム
振込 受講料は、請求書到着後に銀行振込でご送金ください。

銀行口座:三菱UFJ銀行 恵比寿支店
普通預金№1547898

お問い合わせ先 東京都渋谷区恵比寿3-12-8 東京塗料会館201 (社)色材協会
TEL 03-3443-2811
FAX 03-3443-3699
E-mail:office@jscm.or.jp
参加ポリシー
  • 受講者は、講座内容の保存(撮影や画面キャプチャ含む)、動画・音声の録画・録音を禁止といたします。
  • 上記条件を理解・同意した上でお申込み下さい。

講座スケジュール

※下記スケジュール(時間、内容、講師)は予告なく変更の可能性 があることご了承ください。

第1日 6月12日(木)

時間 演題・講師
9:25~9:30 開会挨拶/オリエンテーション
9:30~10:40

塗料は、どのように作られるのか

株式会社トウペ  木村 武久

塗料の構成要素(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)の特徴、用途について説明し、塗料製造のプロセスと使用する設備について解説します。

10:50~12:00

塗料の品質は、どのように評価するのか

アトミクス株式会社   舘野 英雄

塗料の品質について、JIS規格の試験方法を中心に解説します。また、品質を正しく評価するためには、どのようなことに注意したらよいのか、試験に対する考え方も合わせて解説します。

13:00~14:05

塗装・塗膜欠陥を、どのように防ぐのか

BASFコーティングスジャパン合同会社 角田  剛

工業塗装の現場で起こる代表的な塗装欠陥と塗装された物品の使用環境の中で生じる塗膜欠陥について、原因とその対策を出来るだけ分かりやすく、論理的に解説します。

14:15~15:25

塗膜(塗料)の分析は、どのように評価するのか

株式会社クボタ  赤堀 雅彦

塗膜(塗料)を評価する際に、先ず分析に対する取り組み方(方向性)や分析の基本知識について考え、続いて代表的な分析機器(赤外線分光法:FTIR)の基礎と分析事例を初歩から解説します。

15:35~16:40

塗料には、なぜ添加剤が必要か

楠本化成株式会社    末藤 順平

添加剤の中でも塗料製造過程から塗膜形成過程で重要な役割を果たすチクソ剤や分散剤、表面調整剤(レベリング剤、消泡剤、はじき防止剤)の種類や作用を解説し、その使い方を紹介する。

16:40~16:50 本日のまとめ

第2日 6月13日(金)

時間 演題・講師
9:30~10:35

塗料は、どのように塗られるのか

アネスト岩田株式会社   掛端 浩之

塗料を被塗物の表面に塗る方法はさまざまなものがある。本稿ではそれら方法の原理を解説すると共に特徴と用途について紹介する。また、具体的な塗装事例をその特徴と共にいくつか紹介する。

10:45~11:55

良い塗装をするには、どのような技術が必要か

日本ペイント株式会社   佐藤 弘一

塗料を使用して、その期待効果を得るには、塗料から塗膜への変化過程にある塗装を理解する必要がある。被塗物、塗料の種類とその塗装仕様・塗装方法、使用環境等の視点から、 良い塗装へのアプローチについて紹介する。

12:55~14:00

色の基礎を知って、色を使いこなそう!

BASFコーティングスジャパン合同会社  松原 千春

人は情報の80%を視覚から得ています。特に色は世界の共通言語であり、第一印象や商品の売り上げも左右します。色の見え方や伝え方といった基礎から、カラートレンド予測やデザインの実戦で役立つ内容を楽しく学べるように解説します。

14:10~15:15

塗料/塗装製品には、どのような法令知識が必要か

元 トヨタ自動車株式会社 石井 正彦

化学物質規制が拡大していく中、これらの法制・ルールの必要性、化学物質のリスクを正しく理解した上で、塗料を扱い、塗料の価値を高めていくことが重要である。主な化学物質規制、更には化学物質規制への企業としての対応について述べていきたい。

15:30~16:35

自動車は、どのように塗装するのか

日産自動車株式会社 鈴木 達也

自動車用塗装の塗膜構成と使用されている塗料、そして、どのような工法・工程で塗装されているか基礎的な内容を中心に、最新のトピックスを交えてわかりやすく解説します。

16:35~16:45 本日のまとめ

第3日 7月10日(木)

時間 演題・講師
9:30~10:40

塗膜の防食性は、どのように評価するのか

一般社団法人日本塗料工業会 / 日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社 大澤 隆英

防食技術は、社会インフラにとって重要な技術である。2015年の腐食損失調査では、直接腐食コストは約4.3兆円とGNIの0.78%を占め、その内の約58%が塗装によるものであることが推定され、防食における塗装の重要性を再認識させる結果であった。本講座では、このように重要な技術である塗装、塗膜による防食の考え方、防食性能評価方法などについて紹介する。

10:50~12:00

塗膜の耐候性は、どのように評価するのか

株式会社クボタ  赤堀 雅彦

耐候性技術の基本事項として、実曝試験や促進試験の相関性の考え方、具体的な試験法やその評価法について、基礎から運用上の課題まで、技術者が知りたいことや技術的課題を含めて解説します。

13:00~14:00

TOPICS : 「海生生物の付着を防ぐ防汚塗料とは」

中国塗料株式会社 田代 真一

没水中の物体表面に生物が付着する「汚損」は船舶の燃費悪化などの悪影響を及ぼすため、「汚損」を防ぐ「防汚塗料」が塗装されている。本講では現在主流の防汚塗料の技術、および今後の開発動向について説明する。

14:10~15:20

塗料・塗膜の粘弾性は、どのように評価するのか

トーヨーケム株式会社 尾田 勝幸

塗料技術者から見た粘弾性の基礎概念、その測定方法、塗料や塗膜での測定事例についてやさしく説明し、粘弾性評価で何がわかるかを解説いたします。

15:30~16:40

塗料用樹脂はどのような点に着目して設計し、使われているか

日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社  大畑 正敏

様々な塗料用樹脂を画像で確認しつつ、樹脂の定義、キャラクタリゼーション、樹脂の入門的な構造や設計とつくり方に触れた後、立体的視点に基づく樹脂設計とその応用例について紹介する。さらに、低分子とは異なり樹脂がいろいろと厄介な分布を持つことについて実例を添えて述べていきたい。

16:40~16:50 本日のまとめ
17:15~18:45 名刺交換会(受講者・講師の方々とともに、社員食堂にて開催。)
※ 6月に会場で出欠確認、参加費は別途必要です。

第4日 7月11日(金)

時間 演題・講師
9:30~10:40

塗料用樹脂の基礎、どのような技術動向があるのか

DIC株式会社  出口 義信

塗料は、古くから利用されているオーソドックスな技術分野ですが近年においても様々な改良研究が行われています。今回はまずその基本的な技術的事項と最近の技術動向を解説いたします。

10:50~12:00

 顔料分散には、どのような技術が必要か

日本ペイント・コーポレートソリューションズ株式会社  岩越 あや子

顔料分散技術は、塗料、インキ、化粧品など、色を与える分野、顔料の持つ機能を利用する分野など広い範囲で必要な技術である。顔料分散に必要な材料について理解したうえで、求める分散を作るにはどうしたらよいか、材料と装置の両軸から紹介する。

13:00~14:05

 粉体塗料のはなし

大日本塗料株式会社 濱中 政爾

環境問題に関する意識の高まりが大きい中で、塗料の環境対応技術も重要性を増している。環境対応塗料としての位置づけにある粉体塗料の特徴、市場動向および粉体塗料の技術開発動向について報告する。

14:15~15:20

水性塗料のはなし

関西ペイント株式会社  鈴木 研哉

水性塗料は、水を主な溶媒に用いた塗料の総称です。有機溶剤の使用を減らす環境配慮型の代表であり、水の性質ゆえに油性にはない特異な塗料にもなります。水性塗料の構成と特徴、各種塗料について解説します。

15:30~16:35

プレコートメタル用塗料のはなし

アクゾノーベルコーティング株式会社  辻田 隆広

プレコートメタルは、家電製品や外装建材などに成形加工され広く使用されています。本講演では、塗料設計や塗装方法、塗膜の評価方法を紹介し、クロメートフリー化や遮熱、低汚染などの技術動向、海外の動向を交えて解説します。

16:35~16:45 本日のまとめ・閉会挨拶

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